島根県松江市

島根県松江市を紹介します。島根県の県庁所在地の松江市は、江戸時代の代表的な茶人「不昧公(ふまいこう)」と呼ばれた出雲松江藩第七代藩主 松平治郷(まつだいら はるさと)のお膝元として有名です。そのため茶の湯につきものの和菓子も、治郷が茶人として活躍するに伴い、松江城下では銘品と呼ばれるものが数多く生まれています。またこの辺りの松江市南部の意宇川下流域や中海周辺では、田和山遺跡、古墳群、大草町の出雲国庁跡、竹矢町の国分寺跡など、古代から奈良時代の多くの遺跡が発見されています。さらに国宝の本殿を有する神魂(かもす)神社や、八 岐大蛇(やまたのおろち)のスサノオノミコトゆかりの八重垣神社、出雲大社の祀神・大黒様の子であるエ ビス様の美保神社など、由緒正しい神社も多く点在します。
水の都とも呼ばれる松江市は、小泉八雲の旧居や武家屋敷が軒を連ねる塩見縄手の散策、2015 年に国宝指 定となった松江城見学や、お城を囲む堀川の遊覧船など観光スポット満載です。また、出雲そばや松葉ガニ、 しじみや岩牡蠣などグルメ好きにはたまらない街でもあります。