山口県萩市

中国地方の西部にある山口県萩市は、年間の観光客が200万人を超す西日本有数の観光名所です。1604 年(慶長 9 年)、関ヶ原の合戦のあと、毛利元就の孫の毛利輝元が萩市にある指月山(しづきやま)のふもとに萩城を築城し、それ以降、明治維新に至るまでの約 260 年間にわたって、萩は山口県全域(防長二州)の中心として栄えました。
今でも城下町の佇まいや、当時の町割りなどがよく残っていて、江戸時代の城下町絵図をそのまま用いて散策することができます。
萩は近代日本の夜明けを告げた人物を数多く輩出している事でも知られています。「松下村塾」を主宰し、多くの若 者を教育した幕末の先覚者の吉田松陰をはじめ、幕末の風雲児 高杉晋作、高杉と共に松下村塾の双璧と呼ばれ た久坂玄瑞、維新の三傑 木戸孝允、のちに初代内閣総理大臣となった伊藤博文など、日本を揺り動かした人々の 出身地としても有名です。
観光スポットとしては萩城跡や武家屋敷、町家、維新の志士の旧宅、寺社などが都市遺産として存続されており、萩 はまるで街全体が屋根の無い博物館のようだと言われています。また、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」にも登録されています。グルメ情報として特筆すべきは海の幸。日本海に面する萩で は年間 250 種類もの魚が獲れるそう。アマダイやバフンウニ、剣先イカやアジなどシーフード好きにはたまらない街 です。詳しくはこちらをご覧ください。→萩市観光協会公式サイト http://www.hagishi.com/