秋晴れの 10 月 2 日 リチモンドのJTB会場に参加者 23 名(内ゲスト 2 名)集めて開催されました。 講師の通圓悠花さんは 西暦 1160 年創業の日本最初で今も続く 宇治茶「通圓」の直系 23 代目ご長女。 京都平等院の参道となる宇治川にかかる宇治橋のたもとで 850 年間、延々と茶業を受け継いできました。 古文書にその名前が出たり、350 年前に建てられた通圓の建物の前で美空ひばりの映画が撮影されたり、天皇皇后両陛下 がお通りになられたり、またお店のなかに豊臣家にお茶を収めたときの茶器が飾られているなど、興味深いお話や映像を見 ながらお話を聞きました。 宇治茶と日本茶の説明では、遮光して栽培する玉露と遮光しない煎茶等その作り方の違いや、お湯の温度と飲み方の違い など、普段知らない説明があったので、毎日日本茶を飲んでいる我々には新鮮で役に立つ情報でした。 銘茶「通圓」の玉露、せん茶、ほうじ茶、有機栽培茶、ブレンド茶など数種類の宇治茶のテスティングに皆さん全員が参加でき、 好評でした。 暖簾分けも支店も作らないこの老舗が唯一そして初めて開設したカナダ子会社 Tsuen tea International 。この会社の社長 でもある通圓悠花さんの方針でお茶の直接販売はしていないが、Shaktea (3702 Main Street, Vancouver Tel 604-873-5151) で買えることと、そして近いうちに器の館にも卸す考えである、とのことでした。本日は会場参加者を対象に特別販売も行われ ました。 (文;九十九)
テスティングのためにお茶を入れて下さる通圓悠花さん
リッチモンド・JTB会場で行われた教養講座-日本茶・宇治茶について
講師は通圓悠花さん
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