5月中旬、まだロッキーは寒い。海外旅行は初めての兄とカルガリー空港へ着いたのが昼過ぎ。旅行会社の方が迎えに来てくれているのでまず安心。心配していた天気も快晴で、ロッキー山脈を見るのに最高の天気である。
最初の目的地のバンフまで一時間半。暫くすると前方に美しい山並みがフロントガラス越しに見えてくる。兄はフロント席で運転手(ガイド)さんの話を聞いているのか? 前に見えてくる雄大な雪山が想像していた景色とあまりにも違いすぎ、言葉にならず見とれているようであった。翌日はコロンビア氷原を目指して一日観光。まだ山は積雪で真白。山々は青空に溶け込む様にそびえ立っている。時には雲の早い流れが周りの景観を変え、その素晴らしさに見とれてしまう。湖はまだ氷のところが多く雪に覆われ大雪原。太陽の光で色や景色が一変する。絶景を楽しんでいるうちに目的のコロンビアアイスフィールド(Columbia Icefield)に到着。雪上車に乗り氷河の世界へ。
兄は生まれて初めて氷河に降りて雪解け水に触り、冷たいと言って興味深かそうに水を口にしていた。私は自分の好きな景色やViewpointで写真を撮ったり、咲き始めた黄色いカタクリの花(Glacier Lily)やインディアンペイントブラシ(Indian Paintbrush)の花など見つけて満足感を味わい、夏のロッキーとは違った景色に心を打たれた。今度は秋のロッキーをハイキングしてみたいと心のどこかで呟いていました。積雪が多くて見られない湖もありましたが心に残る旅でした。
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