2007 年度 年次総会
3月 20 日 (火) 桜楓会の 2007 年度年次総会が日系 文化センターで開かれました。
当日は総会に先立っての記念講演としてバンクーバー 交響楽団 (VS0) 名誉コンサートマスター、桜楓会の会員でもある長井明さんに『音楽一筋の我が人生』とい
う題でお話を伺いました。 長井さんは旭川生まれ、教会のオルガニストだったお 母さんの影響で6歳からピアノを始め、8歳から、バ イオリンにより興味が移り、土木技師で、趣味として バイオリン好きだったお父さんの夢を引き継いでバイ オリンの練習に没頭しました。誰よりも練習熱心で、 NHK 音楽コンクールで優勝し、江藤俊哉に師事し東京芸大卒業の年にフルブライト奨学生としてアメリカに渡りインディアナ大学で高名な先生の下で研鑽を積まれました。もぐりで聞いたカラヤンのベルリンフィルに感激し、腰掛のつもりのモントリオール交響楽団でフランスの歴史と息吹にふれ、ズービン・メータにも出会い1976年にVSO のアシスタント・コンサートマスターに招聘されて、バンクーバーに腰を据えコンサートマスター。名誉コンサートマスターとして今も尚、大活躍されておられます。先ずバッハのバイオリン曲 3曲を演奏され、次いでバイオリン中心の半生を振り返りながら出会った人々や先生方の話をされました。 同じ楽譜を用いながら、良い音楽を作り上げるのには 《音楽する心、気持ち、音楽への愛》が最も大切であると強調されました。 講演後、奥様・長井せりさん、(もと札幌交響楽団のバイオリン、ビオラ奏者)との二重奏も聞かせてもらい ました。桜楓会の仲間としての親しみある、然し得が たい講演会となりました。
お弁当の昼食後、13時過ぎ、総会の議事に入りました。
橘田副会長(選挙管理委員長)が新しい会長立候補がなく、再び三度、桑原さんに会長を引き受けてもらいたい事を報告し、全員の賛同をもらいました。
桑原新会長が桜楓会の現況を報告し(114 家族 176 名)、土屋会計担当役員が 2006年度の会計を報告し(異議無く了承。会長が、次のように、今年度の役員を指 名しました。 副会長企画:橘田。会計:藤野。企画:井上、九十九、 山下。総務:田代、小野、山中。広報; 結城。班長役員;田中、高川、洲鎌。(橘田、井上、小野、山中は班 長も兼務。)
次に 2007 年度行事計画を井上役員が説明しました。 土屋会計総務役員、庵原班長は退任されました。長い 間桜楓会のためにご尽力いただきご苦労様でした、有り難うございました。(出席者 33 名)

0コメント