講演会「虫歯と歯槽膿漏の予防と手入れ、対策と治療」佐藤香先生

2月27日(木)12時から歯学博士(日本)、歯科医師(BC州)  佐藤香先生の講演会「虫歯と歯槽膿漏の予防と手入れ、対策と治療」が日系文化センターで開かれました。

先ず、虫歯や歯周病(歯槽膿漏)についてその原因から進行状況まで詳しく話していただきました。ウ触(虫歯、cavity)は歯(エナメル質、象牙質、歯髄)の表面のカルシュウム分が変により溶け出す事により起きる。歯に穴があく。 プラーク内の細菌、ミュータンス菌が砂糖等の炭水化物を分解する時、酸性になる。しみる、痛みなど。 歯周病(歯肉炎、歯周炎)はプラーク内の複数の細菌によって歯肉や歯槽骨、歯根膜に炎症が起きたもの。出血、腫れ、膿、歯のぐらぐらなど。いずれも毎日の歯の掃除が大切。手鏡を見ながら、やや柔らかめの歯ブラシで歯と歯肉の間を細かく振動させながら一本一本掃除する。デンタルフロスで歯と歯の間を掃除する。すくなくとも一日一回、(寝る前が一番良い)完全にきれいにするのが大切。定期的に歯科医に歯石(プラークが石灰化したもの)を除去してもらう。その他、良くプラークが除去出来ているか、自分で検査する法 (Plaque Disclosing Tabletで)、進行してしまった時の治療法、歯が無くなった(抜いた) 介しました。(博士の略歴は会報2月号をご参照下さい。) 後の(人工歯)治療等についてお話いただき大変参考にな  りました。