3月20日(木)11時から日系文化センターで、桜楓会2003年度総会と特別講演が行なわれました。橘田副会長の司会により、まず、桑原現会長が挨拶しました。桜楓会はますます盛況で会員は昨年よりさらに増えて、106世帯、167会員となっております。ただ悲しい事に今年の始め、田代幸郎、結城久美子、武内誠二の三会員が亡くなられました。お三方のご冥福を祈って全員で黙祷し、さらに桑原会長は昨年度の数々の桜楓会行事につき概略説明されました。次いで土屋総務会計担当役員が昨年度の会計を詳しく説明しました。 一般経費(ニュース、名簿等の通信費、事務用消耗品費、会議費、慶弔費など)約2000ドルは会費でほぼまかなわれ、行事関係も計画よろしきを得てほぼ収支均衡、本年度も会費値上げ無しでやっていける見通し を発表し、会員の承認を得ました。新会長選任について、橘田副会長が会長立候補者がいなかった事、2月13日の運営委員会で桑原現会長の再再度の留任が請われ桑原氏も候補者となる事を承諾した事などが説明され、改めて出席会員に諮ったところ満場一致で桑原新会長が承認されました(任期2年)。次いで、桑原新会長が役員を指名委嘱し次のように決まりました。
副会長:橘田宣夫(企画担当兼務、B班長兼務)
企画担当:井上正康(C班長兼務)、九十九洋一
会計担当:土屋智暉(総務、E班長兼務)
総務担当:田代英子広報担当:結城諒、古本隆美
A班長:田中昭(医事関係講座幹事)
D班長:森寛(男の料理教室幹事)
F班長:山中康光(歩こう会幹事)
G班長:庵原和義
次に井上企画担当役員が本年度の行事計画(案)を発表し承認を得ました。 (一覧表を全会員にお送りしますので、ここでは内容掲載を省略します。)
最後に桑原会長が、来年度も会費値上げ無しでやりたいと思ってはいるが、不測の事態があった場合、(来年度の会費徴収の時期が2004年1月であり来年の総会以前となるため)会費値上げを役員会の決議で進めて総会で事後承認とすることを了承してもらいたいと諮り承認されました。以上で総会の議事はすべて終了し、お弁当の昼食後、記念特別講演に移りました。
桑原会長が講師の Dr. Cyril H. Powles (パウエス)を紹介しました。(博士の略歴は会報2月号をご参照下さい。) パウエス博士は宣教師の長男として軽井沢で生まれ戦前、15歳まで新潟県高田市で育った事、戦後ご自身が宣教師として高田市や名古屋市、さらに東京に住んだ事、合計四度にわたる36年の滞日の豊富なご経験から含蓄あるお話をきれいな日本語で話され、ついで会場からの沢山の質問に丁寧に答えられました。欠落していた'日本の' キリスト教史を研究なさった事や、戦争にいたったことの対日批判よりはむしろ、公平に日本の立場を理解しそれをアメリカ側に説明する立場をとられた事など興味深く拝聴しました
0コメント