講演会「陶器の世界と日本の美」森寛さん

4月17日(木) 11時から日系文化センターで会員の森寛さんによる「陶器の世界と日本の美」講演会が行なわれました。森さんは大阪大学理学博士(化学)で大阪府立大学講師やニューヨーク大での研鑽、また色んな企業で化学応用の研究からマーケティングまでなさった方ですが、余技で陶芸を始められ、いまやプロなみの陶芸家であります。 

森さんは、中国、韓国と日本の作陶の歴史を対比させながら、縄文土器、弥生土器から話しを始められ、白磁青磁唐三彩から日本の近代陶磁器、各地の焼物のなりたちから特徴を、沢山のスライドや、お持ちの実物もまじえて説明されました。特に、彩色なしの焼きしめや故意の歪み、割れ目など、日本独特の美意識の説明は面白く拝聴しました。その後、お弁当をはさんでの質疑応答で解散となりま した。森さん有難うございました。 (参加者30名)