7月28日から30日まで2泊3日、サンシャインコーストとバンクーバー島を巡るバス旅行が行われました。全行程を通じて好天に恵まれ、また幸運にも恵まれ楽しいバス旅行となりました。全員無事バンクーバーに戻り、予定通り、 30日午後7時に解散出来ました。参加された皆様方のご協力、誠に有難うございました。
旅行初日のハイライトはスクーカムチャック・ラピッツ (先住民の言葉で速い水の意味)への特別観光船による観潮でした。引き潮の見せ場が午前10時30分から11時30分の約1時間の間でしたので、それを見計らってバンクーバー 出発は早朝6時となりました。我々が、段々と速くなる水に逆らいながら船で一番の見せ場であるポイントに到着したときには、激しく渦巻く早瀬では暴れ水が奔流となって 下っており、迫力十分の眺めでした。船長さんの話では時速50キロにも及ぶ速さとのことです。非常に危険なので船長さんは浅瀬に船を乗り入れず、水深に配慮しつつ、早瀬の周辺で渦巻く潮流には船を乗り入れ、われわれにそのスリルを15分位満喫させてくれました。奥深い入り江と狭く浅い瀬が織り成す自然の大スペクタクルの一端に触れ感無量でした。昼食を摂ったロッジは美しい入り江と島々を一望の下に見渡す、正に絶景を独り占めするような素晴らしいところに立地しており、二交代で乗った観光船を待つ間も退屈しない一時でした。夏のフェリーは遅れがちとは承知しておりましたが、当日はアールズコーブとソリタリベイを結ぶフェリーが正午前に既に1時間30分も遅れているとの緊急連絡をバンクーバーに居られた井上さんと花野弁護士から受け、急遽予定を変更して一つ前のフェリーに乗船せねば、パウエルリバーからコーモックスへのフェ リーへの乗り継ぎが不可能と判断。些か慌てましたが、バスの運転手バリーさんの機転、フェリー船長さんのご好意、櫻楓会応援団のご好意、会員の留守部隊の活躍など相俟って運良く一つ前のフェリーに乗船でき事無きを得ました。お陰でバンクーバー島へ無事渡り、その後の凡ての日程を計画通り進めることができました。しかし、エグモントでの行事のみ現地参加された伊藤功男さんには申し訳けないことをしました。最近サンシャインコーストに移住された伊藤さんにはロッジで昼食後に何が彼を同地に惹き付けたかに就いてお話して頂く予定でしたが、フェリー の遅れによる早立ちで時間がなく失礼致しました。どうぞお許しの程を。(初日コーモックス泊)
二日目はホテルを出発してから先ず壁画で村おこしに成功したシメイナスを訪問しました。昼前の日差しが強く暑くなって参りましたが、皆さんは三々五々、古い建物の壁面を飾る絵を眺め、その背景に想いをよせながら街を見て回りました。しかし、この日のハイライトはダンカン南郊外のワイナリー訪問でした。車中で会員のワイン博士大西康之さんにバンクーバー島におけるワイナリーの歴史と現状に就いてお話をして戴き、予備知識を持ってチェリー ポイントワイナリーでのワインの試飲に臨むことが出来ました。ワイナリー近くのチーズメーカーが出来たてのチーズの試食と販売に来て呉れましたので、5種類のワイン試飲に併せてチーズも試食出来好都合でした。ワイナリーのオーナー夫人の説明に大西さんが具体的に夫々のワインについて補足してくださったので、殊の外一同の味見がすすんだ模様でした。近隣のゴルフコースからのケータリングによるランチはとても好評。ぶどう園に接して建つパビリオンでのワインテイスティングと昼食は雰囲気も好く、財布の紐が緩んだ皆さんはワインやチーズ購入に長い行列を作りました。予想外の売れ行きにワイナリーもチーズメーカーもホクホ
ク顔でした。
次いで訪れたダンカンはカウチン族の中心地。彼等の文化と芸術を伝える文化センターを見学しました。34度という炎天下での移動を含む見学は苦しいほどでしたが、先住民の文化の一端に触れる大変良い機会になったと思います。
(二日目ビクトリア泊)
3日目は、ビクトリアで半日自由行動の計画でした。朝食・ランチも自由。ビクトリア在住の日本人ガイドさんが櫻楓会のために特別に作成されたビクトリアの楽しい過ごし方や買物の詳細案内を出発前にお配りしてあったので、皆さんこの案内書を参考にして自由行動を楽しみました。約1時間の州議事堂案内を別途段取りし、午前9時30分にほぼ半数の方が参加されました。その後、州立博物館に立ち寄った方、議事堂周辺を散策された方、レストランでの食事・ウィンドーショッピングを楽しまれた方、有名な骨董店通りをぶらついた方と、様々でしたが、天気も良く、皆さん事故も無くこじんまりしてこぎれいな街を楽しまれた様です。午後1時に帰途につきましたが、カナダ横断ハイウェーのゼロ基点を経て世界一高いトーテムポールを車中から眺めた後、州副総督邸の庭を見物。
次いで、ビクトリア高級住宅地を抜けてシーニックドライブを経由シュワッツベイフェリーターミナルへと向かいました。道中、九十九さんの名司会でビンゴゲームに興じたためあっと言う間に到着しました。
最後に全行程を通じて九十九さんの傑出したガイド振りは特記したいと存じます。又、旅行の準備に深く関わった井上さんはご都合で旅に参加されませんでしたが、各所で諸々の段取りをはじめ値引き交渉など費用を抑えた功労者です。計画から参加し、全行程お世話いただいた橘田さん、会計責任の土屋さんを含め、皆様方のご貢献を心から感謝申し上げます。
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