「コハクガンの大群を間近に見る会」高橋清さん

11月17日(月) Naturalist 高橋清さん案内による「コハクガンの大群を間近に見る会」が持たれました。汐の関係などからNaturalist のサジェスチョンもあり、一時間早めた9時にデルタのReifel 渡り鳥保護区に集合としました。 

ずっと小雨がちで天候が心配されましたが、当日は薄日の さす好天ですっかり楽しくなりました。コハクガン(小白雁、Lesser Snow Geese)が小群で三々五々舞い降り、二万羽ほどの大群が岸辺一面に白く見えました。二万羽が一度に飛び立つのは見れませんでしたが、二千羽が飛び立ち降りるときにはその羽音がすさまじく聞こえました。コハクガンはシベリアのランゲル島で繁殖し、この時期シ ベリアの氷を避けて四週間もかけて渡って来るとのこと。その数万羽の半分近くが当地でアシの根やエビなどを食べて冬を越すそうです。コハクガン以外にも白鳥や、多種の鴨類、またシギの群れや、青さぎ、ごいさぎ、タカ、白頭わし、ハヤブサも観察出来ました。その後、暖房小屋でお茶を飲みながら高橋さんのお話を聞き、とくに高橋さんが作られたこの地の鳥類の鳴き声特集CD(解説付き) も聞かせてもらいました。(希望者は購入出来ます。) すっかり晩秋の自然を堪能しました。ご案内くださった高橋さん、雨の中下見もなさって計画の万全を期された橘田さん、ご苦労様でした。有難うございました。 (参加者16名)