2月25日(月) セントポール病院、Abutus Care Centerの音楽療法士 近藤里美さんの癒し(いやし)の音楽講演会が日系文化センターで開かれました。音楽療法 (Music therapy)とはどういうものか、歴史的背景も交えて説明いただきました。患者さんや、お年寄りの心理的、精神的深みに働きかけ心を癒したり、リラックスさせたり叉刺激を与えたり、時には死に至る安らかさを創造したり、治療の 一助というレベルを越えたお仕事についてお話を伺いました。ピアノを実際に弾いたり、実際の経験、状況などのビデオを見せて頂きました。特に、もう無気力になっているお年寄りが、次第に音楽に合わせてリズムを取ったり、目を輝かせて大声で歌を唱和したり、大変に感動的でした。
音楽の美を追求し、そこから聴衆に感動を与える通常の音楽演奏家とは又違ったレベルで、患者さんなどの悩みや、苦しみ、寂しさや悲しみを理解し、共感し、全人格的に受けとめるところから仕事が始まる、など感銘深いお話しでした。
(出席者35名)
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