3月21日(木)日系文化センターで11時から2002年度桜楓会総会が開かれました。まず、ゴードン門田さんの記念講演「日系カナダ移民の軌跡、移民125年を記念して」を拝聴しました。
門田氏は1867年のカナダ独立以来、資源開発の労働力の必要性から中国系、日系の移民を歓迎した事、ただしその後、特に日系の優れた労働力がむしろカナダ人の雇用を脅かす恐れとその反発感に由来する差別感がその後の色々な対処の源にある事から話をすすめられ、 日系移民の歴史、大平洋戦争時の沿岸から100マイル以東への強制移住、戦中の忠誠心テストを基にした一方的判断による戦後の日本への一部の人達の強制送還、1988年にやっと行なわれた日系人及び日系社会への(不十分な)補償などについて述べられました。日系人に対するアメリカとカナダの待遇の違いも説明し、歴史から何かを学びとらなければそれは単なる昔話にすぎないと話を結ばれました。大変有意義なお話、有難とうございました。
次でお弁当の昼食後、総会の議事に入り橘田副会長の司会のもと、桑原会長の挨拶と会の現状報告がありました。
本日現在97世帯157名の会員であり、これは昨年春より差し引き8世帯15名の増加である事、4月1日の見込みでは100世帯に達していよいよ盛んである旨報告がありました。土屋会計担当から昨一年間の行事と会計報告があり、諒承されました。桑原会長(会長は2年任期の2年目なのでこのまま継続)は会則に乗っ取り、次のように今期の役員及び担当役割を指名委属し、諒承されました。
会長:桑原誠也 副会長/企画担当:福田宣夫
企画担当:井上正康 / 九十九洋一(新任)
会計/総務担当:土屋智暉
総務担当:田代英子(「世界おもてなし」も担当)
広報担当:結城 諒(ニュースレター発行:古本隆美)
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