医療講座「あなたが病気になったら」

5月15日、日系センターにて桜楓会会員の田中昭さんによる医療講座「あなたが病気になったら」を開催致しました。参加者は32人。救急車の使い方などいざという時にためになるお話をして頂きました。
まず、「病院を知る」ことから始まり、「医師への病状の伝え方」、英語の不得手な場合は医療に通じた通訳やナースライン(604-215-4700)の依頼などを話された。
「医師への病状の伝え方」では、より詳しく医師に伝えること。
具体的には「いつから(最近ではなく、2 日前)」、「体のどの部分」、「痛みの程度」(1. no pain 0 点、2. a little pain 2 点、3. more pain 4点、4. even more pain 6点、5. a lot of pain 8点、6. worst possible pain 10 点)をはっきりと伝える事が重要である。
「救急車の使い方」では、自宅から行先の病院までの距離によって料金に差があること、請求書は約2か月後に届くとのことである。なお、治療の緊急度は救急側によって決められる場合があり、タクシーや自家用車で救急窓口に行った場合よりは救急車の方が着いてからの手当てが早いようである。田中氏の経験から家が救急病院の目の前でも救急車を使った方が良いとのこと。
日本からの学生、ビジターや旅行者へのアドバイスとして傷害医療保険などをしつかり掛けて備えることが肝心であると、いくつかの例を上げて語られた。最後に活発な質疑応答で締めくくった。
(企画担当:山内昌文)