2022年度 桜楓会年次総会と春の懇親会開催

~年次総会~
3月26日正午よりバーナビーの日系センターにて、コロナ規制策のため遅れていた2022年度桜楓会年次総会を49名の会員の出席のもと無事開催することができました。3月26日現在の会員数は男性64名、女性98名、合計162名でしたので、「会員の10%以上の出席が条件」の会則を満たし、年次総会は成立しました。
 久保会長の挨拶の後、2021年度の桜楓会活動報告と会計報告がなされました。
2020年から続くコロナ禍のため、皆さんと顔を合わせてできた行事は、ゴルフ大会、2回の歩こう会、秋の懇親会、矢野先生の教養講座の5回のみでした。
インターネットのズームを利用して行われたのは、2021年度年次総会、松尾役員講師の園芸講座、大和奈緒美さんの朗読の夕べの3回でした。昨年年初から、通常の活動が出来ないと判断し、今回初めて皆様の年会費を免除させていただきましたが、桜楓会行事による年間赤字は$74.86で収めることができました。その結果、総合収支は、ニュースレター発行経費、ズーム契約料、その他諸雑費を加え、次期繰越金は昨年度より$423.04減の$6,068.97となりました。
 次に下記2つの動議が提案されました。
  1、名誉会長職創設の件   2、B C州以外会員の会費免除の件
1の提案の趣旨を久保会長により下記の説明がありました。
 「桜楓会も高齢化が進み、昔のことを良く知っている方々が少なくなりつつあります。桜楓会で企画するたくさんのイベントに、そうした古い会員の方たちも違和感無く参加できるようにしていかねばなりません。また、最近ではスティーブストンにできたインディペンデントの高齢者住宅であるウィステリアにも、何名かの桜楓会会員が移り住み、 そこでも新しいコミュニティーが出来つつあります。 当会名誉会員である桑原誠也氏は1998年から2010年までの12年間、桜楓会第10代目の会長として会の成長 に貢献されてきました。氏は今年91歳を迎えられましたが、かくしゃくとしておられ、桜楓会にはたゆまぬ情熱を持って接して下さっています。氏もまたウィステリアの住民であり、新しい環境の中でたくさんの高齢者の皆さんと 様々な活動を通じて絆を深めつつあります。氏が先般受章された在外公館長表彰の一つの理由として、そうした桜楓会での長い経験と情熱があったものと思われます。 そこで桜楓会の中に「名誉会長」という職を創設して、桑原誠也氏にその職についていただきたく、提案いたしま す。名誉会長というのはその名の通り特別な議決権などを有しない純粋な名誉職であります。新しい時代にあって過去の活動から得た知恵・知見を後世に伝え、そして古いメンバーの融和に努め、更には新しいコミュニティーの形成にも寄与していただくことを期待しています。その活動に向けては、権限を伴わなくても職名があった方が活動をして頂きやすいことは明らかであります。そのような理由から、桜楓会会則の中に名誉会長職に関する条項を新たに加え、かつ新設名誉会長に桑原誠也氏を推挙することを動議として提出します。」 というものでした。
この動議は全会一致で承認され、早速、新名誉会長になられた桑原誠也さんのご挨拶がありました。この決定は、桜楓会会則第4章の第11条の8として追加されます。
2の提案の趣旨は
 「会員の皆さんの高年齢化も徐々に進行し、BC州以外にお住いの会員の方々は桜楓会のイベントに参加される機会を作ることがなかなか難しくなってきている様子がうかがえます。そもそもバンクーバーに来られる機会も減って来ているのではないかと思われます。また、日本にお住いの会員の方の中には当地の銀行口座を閉鎖されていて、少額の会費を送金する手間が大変で、メンバーシップの継続を諦めてしまう方もいらっしゃいます。 しかし一方で、ニュースレターの配信を楽しみにされている声もたくさん聴いています。こうした事情を勘案して、BC州以外の地域にお住いの皆さんは その資格をメール会員(ニュースレターその他の情報を電子メールで受け取る会員)のみとしたうえで、年会費を免除すること。」というものです。
この動議も全会一致で承認されました。
この決定は会則第3章の10条の4として追加されます。  
 
 最後に今年の下記役員が紹介されました。
会長 久保克己、副会長 大西眞雄、山内昌文、松尾健一、丸尾豪司、橋本典枝、キャッツ幸子、吉武真里、渡嘉敷優子(前年通りの9名です。)  
 今後の主な企画行事は  

5月15日(日)詩の朗読とバイオリンの共演
5月末〜6月  初旬 蟹獲り   
6月27日(月)ゴルフ大会
7月 歩こう会
8月 夏の懇親会
9月 秋のバス旅行
10月 秋季麻雀大会
11月11日(金)リメンバランスデイ 
11月中旬 合同ボーリング大会 
の予定ですが、まだまだ世の中先が読めませんので変更があることをご了承ください。

以上、12時30分には無事2022年度の年次総会を終了しました。 

                      
~春の懇親会~
 12時45分からは、新年会に代わる春の懇親会が51名の会員会友参加のもと開催されました。まず最高齢者である橘田宣夫さんの音頭により全員で乾杯をし、久しぶりの会合をお祝いしスタートしました。
 今回は領事館の行事と重なったため総領事のご参加は叶いませんでしたので、うっかり久保会長の挨拶も飛ばして乾杯を先にしてしまったことをお詫びいたします。
久保会長の挨拶の後、リッチモンドのイズミヤさん提供の特別弁当で食事と歓談が始まりました。
 しばらくして食事も終わりかけたところで、今回のメインイベント、沖縄の音楽と踊りを紹介するために最近結成された、サザンウェーブの皆さんによる演舞が開始されました。太鼓が主ではなく、どちらかと言えば、静かな感じの島唄や谷茶め節をはじめ一曲ずつ英語と日本語で分かりやすく説明され、全6曲が披露されました。最後には会場の皆さんを巻き込んで踊りと手拍子で賑やかに終了しました。
 次に、昨年、今年と新年会ができず、年男・年女の方々へのお祝いができませんでしたので、遅ればせながらその記念品贈呈をしました。昨年の丑年の方、平田リズ由紀子さん、越勤さん、大西康之さんの3名に、今年の寅年の方、金子玲子さん、奥貫英子さん、小泉麻耶さん、小嶋ジムゆずるさん、山崎ビクター勝通さん、吉武政治さんの6名に記念の鉢植えが送られました。足の調子が良くなく欠席された山内昌文さんには後日お渡しいたします。
 最後に皆様からお持ち寄りいただいた様々なギフトの抽選を行いました。全ての参加者にワイン、各種ギフト券、福袋、クッキーなどが記念品として手渡されました。
午後3時ごろには無事予定通り会を終了することができ、解散となりました。                   (記 大西真雄) 
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