初秋のユーコン・ドーソンシ

ホワイトホースのエアポートに降り立ちレンタカーでドーソンシティに向かう。黄色く色づいた林のくねくねした道をどこまでも行く途中のユーコンリバーに沿って更に長距離ドライブをしてドーソンシティにたどり着く。観光シーズンは終わりツーリストもまばらで閑散としている。ゴールドラッシュ時代に栄えた街並みの建物は色鮮やかなペイントに塗られて玩具の家のようだ、観光用に修正、ペイントが施されているのだろうか、朽ちて崩れそうな建物も見られる。車道は舗装されていなく水たまりがあちこちにできている。家々をつなぐ歩道は板切れが並べてある。当時ゴールドを求めて集まって来た人々の生活を思いながら散歩する。
二日目の朝 雨模様の曇り空のなかトゥームストン準州立公園のツンドラの紅葉が見頃と聞いて出かける。デコボコ道を延々とドライブして登って行くと目の前に絨毯を貼り付けたような紅葉の山々が広がる。遠くの高い山はすでに白い雪がついている。風の音だけの広大な色彩の連なりを眺めて身を震わせた。この景色を見られるのはほんの数日で終わってしまうのだそうだ。この道をもっと北へゆくと極地に至るのだろう。

ユーコン川

ツンドラの紅葉


町の外れの山に巨大な地滑りの跡がある(Moos Hide Slide)と云うそうです

金を求めてやって来た山師たちが金を探すために使った道具

今シーズン最後の観光馬車