歩こう会 新渡戸稲造紀念庭園 お花見

4月17日月曜日、4月中旬としてはかなり寒い日になりましたが、心配された雨は上がり、会員会友16名が久しぶりに笑顔の再会となりました。11時に新渡戸紀念庭園の前で集合し、杉山管理所長のご案内で「桜を愛でる歩こう会」をスタート致しました。
門をくぐるとと樹齢80年から90年になる見事な染井吉野が出迎えてくれました。大きく力強く伸びた幹と枝いっぱいに咲いた淡いピンクの花に、日本の代表的な桜の貫禄を感じました。
庭園には「染井吉野」「松月」「大提灯」「関山」「白普賢」「曙」「白妙」「高砂」「太白」「鷲の尾」「菊桜」「滝匂」とたくさんの桜の種類があり、3月末ごろから染井吉野が咲き始め、4月末ごろから咲く滝匂を最後に5月上旬まで楽しむ事ができます。この日は満開の染井吉野の花びらが風で舞い、庭園の池の水面に下りる姿に心癒されました。
永遠でない桜の寿命を繋いでいくために、何度も挿し木を試されているそうですが、庭園内の桜の挿し木から成長したものは樹齢20年に満たない滝匂と大提灯の2本だけという事です。
挿し木は大変難しく100本中7、8本しか育たないという事で、庭園を守っていく杉山管理所長のご苦労ご努力に頭が下がる思いが致しました。
1960年に日本から運ばれた遅咲きの滝匂は、まだ蕾のままでしたが、今月末ごろには花を咲かせます。芳香が強いと言われる北米で唯一の希少な桜を、香りも楽しみながら鑑賞してみたいですね。
今回は現地での解散でしたが、ほとんどの参加者がUBC内のRyuuレストランで昼食をし、会話も弾み楽しい時間となりました。
最後になりましたが、休園日にもかかわらずご案内いただきました杉山管理所長には心よりお礼申し上げます。
庭園には50種類もの苔が生息し、初夏になると新緑が眩しくまた違う景色を見せてくれます。
6月末には杉山管理所長が端正込めて作られた菖蒲園が見所となります。是非訪れてみて下さい。
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(記:吉武真理)