2023年11月11日 リメンバランスデイの式典が行われました

11月11日、例年通り、スタンレイパークにある日系軍人の慰霊塔の前で、戦没者慰霊の式典が行われました。毎年この時期は冷たい雨に打たれるのが常でしたが、今年のこの日は穏やかなお天気に恵まれました。正確にはわかりませんが、ざっと見渡して、だいたい200名くらいの方々がお集まりになっていたと思います。
10時40分、司会のDavid Iwaasa氏の宣言で、式典が始まりました。その後、本間しのぶ氏の太鼓、Kevin Takahide Lee氏の主導によるO Canada 斉唱、トランペッターによる鎮魂の吹奏、バグパイプの演奏と続き、英霊に2分間の黙祷を捧げました。
近くにはRCMPの4名の騎馬警官たちが馬上から式典を見つめている姿があり、それがとても印象的でした。
その後、第1次世界大戦で戦火に散った日系軍人たちの末裔の方々の挨拶などがありました。最後に20団体・個人からの献花が順番に行われて、この日のセレモニーは成功裏に終了しました。桜楓会からも、去年に続き今年も献花をしました。
Covid 19 の間は中止されていた、近くのヨットクラブでのレセプションが今年は再開されました。慰霊塔の前でのセレモニー終了後、参加者たちは三々五々、ヨットクラブに集まり、ボランティアの方々が用意してくださったサンドウィッチや太巻き、大福餅やお饅頭などを頂きながら、歓談の時を過ごしました。
年に一度のリメンバランスデイ。私達後続の日本人移住者たちが安全で快適な環境の下で過ごせるのも、こうした先人たちの想像を絶するご苦労と、それを乗り越えカナダ社会に貢献してくださった賜物、という事を実感するひと時でありました。来年も是非多くの桜楓会の皆さんとこのリメンバランスデイの式典に参加したいものです。


(記:久保克己)