冬のプレーン・エア風景画

日中最高気温が10℃前後になると屋外での水彩画法は水彩用紙が乾燥し難い為困難になる。ノースバンクーバーのクリーブランドダムの岸辺で描いていた折、冬の山颪凄まじい為絵筆も凍り、水彩用の水も薄氷貼って逃げ帰った経験がある。
こんな訳で今年は晴天の日は可能な限り屋外で朝の光の風景など描きたいと考えている。そこでパステル画を試してみているしだいである。


「ロンドン・パイオニア農場の朝の光」
フレイザー河ダイクトレイルにて、リッチモンド、BC.
10月末ロンドン・パイオニア農場に面するフレイザー河岸で明るい朝日の反射する河面に無数の白い鳥が流木に整列している風景が印象的であった。対岸はシェイディ島の東端に当たりはるか西方(画面右端)にはスティーブストンの街が朝日で白く光って見えた。
2023年10月31日、パステル画、260mm x 350mm、
ラフ水彩用紙使用。

「晩秋のフレーザーデルタ」

デルタ市のフレイザー河岸のウエリントンポイント公園からウエザム島の対岸を見ると寒風吹く荒々しい雲が異様な光を放っていた。 
2023年11月22日、パステル画、 200mm x 250mm、
パステルボード使用。


「ウエスト・ダイクトレイル」
スティーブストン・ハイウエイの西端にあるハタルド・スティーブス農場の乳牛放牧地。リッチモンド市、BC。
2023年12月12日、パステル画、230mm x 310mm、
ラフ水彩用紙使用、