スティーブストンからフレイザー河に沿ってダイクロードを東に約4キロ行きNo.2通りを過ぎるとロンドンランディングと呼ばれる古い埠頭がある。
その先にリッチモンド市の経営するロンドン家ヘリテージ農場が河沿いにある。
この農場は1877年にオンタリオから10代のロンドン兄弟が移住しこの土地を購入し農業経営の為に開発した。
以後代々農作物を当時首都であったニューウエストミンスターまで船で出荷していた。
絵に描いている埠頭を自ら建設し物資の輸入や農産物;ミルクや穀類を出荷した。
1978年以来リッチモンド市が購入しヘリテイジ農場として一般に開放している。
スタンレーパークにはVimy Ridge Dayの4月9日頃に桜を観に行くのが習慣である。
日系カナダ人戦没者記念碑の周りには大提灯やソメイヨシノ、白妙等の桜が今年は同時満開であった。白妙桜は軽い二重の白い花で、雌蕊は薄緑で花が咲き出すにつれて若葉色の葉も開き出す事で知られている。花は結構大振りだが、気品のある姿をしている。雌蕊の根元、花の外には丸い子房がしっかりとした形で支えられている。
まだ七、八分咲きの時にも関わらず白妙の花そのままが沢山芝生に落ちているのに気が付いた。観察するとどれも健康な完璧な形まま残されているのに子房部分が無いのだ。
リスや小鳥が一番甘い栄養のあるところを食べている事が分かった。人間のロマンはリスや小鳥の晩餐会だったわけの様だ。
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