フレーザー河流域のワーキングボート

マクドナルドビーチ公園辺りで働くタグボート。

あっという間に夏も過ぎようとしている。明るい季節にフレーザー河を歩く事にした。
フレイザー河ノースアーム(北腕)の河口一帯には多くの流木置き場が並び、商工業地がニューウエストミンスターにまで連なる活発な一帯であり、バージを牽引誘導するタグボートが引っ切り無しに行き来して働いている姿が逞しい。この流木置き場はUBCの崖下のレックビーチまで続き、リッチモンド市側河岸は帯状に幾つかの地域公園が設置されているので河川散歩やバイク走行には最適である。河の岸辺に沿っては流木置き場が占めているので周辺の緑の中にはファーガソンロードまで土地が活用されている。道路南側はバンクーバー国際空港がシーアイランドの残り全部を占めている。この道路の先端にはイオナビーチ公園が位置しサリッシュ海におちる夕陽眺望の名所ともなっている。

No. 7 Rd. ピア公園の作業用埠頭に停泊中のタグボート。

フレーザー河南腕(サウスアーム)にも同様な情景が見られ活動中心地帯に行くとワーキングボートが停泊する作業場が諸所に見られ興味深い。ナイトブリッジでミッチェルアイランドを超えてリッチモンド市No.7道路の最北端に当たる河岸には種々の工業地が連なり幹線道路至近の為意外に激しい交通事情を呈している。その河岸にも小公園が水辺の森の傍に設置されている。水中に立つ古杭など過去の作業用埠頭の形跡などが残されている。これらは全て河岸に近づく事により目に入る楽しみである。
上記のロケーションはアーティストが各季節に好んで訪れる屋外写生の隠された穴場であろう。