12月15日、桑原茂子(愛称もこさん)が、長年音楽を通して、20数年間地域のコミュニティーに貢献されてきた事が認められ、日本・カナダ商工会議所から小松和子アウォードが贈られました。おめでとうございます。
桑原さんは1997年ごろからサウス・グランビル・シニアセンターでボランティア活動をする傍ら、そこで機会があるごとに「さくらシンガーズ」で一緒だった橋本たかこさん、山縣桂子さんらと共にミニコンサートを始められました。その後、男性メンバーも加え5人、6人と徐々に協力者が増え、“モコ&フレンズ”として、シニアセンターや老人ホームでミニコンサートをする機会が増えていきました。
2002年に「The Winds」とクワイアの名前を決めてからは常に7〜8名の少人数の構成で、バンクーバー、ウエスト・バンクーバー、バーナビー、リッチモンド、サレー、ホワイトロック等のシニアセンターや老人ホームで毎年6〜7回ミニコンサートを開催。その曲の構成の面白さもあって、シニア世代の方々に大変喜ばれてきました。
練習はご自宅を解放され毎週行われました。レパートリーはオペラ、歌曲、宗教曲、カンツォーネ、シャンソン、ポップス、日本歌曲、民謡、演歌、童謡、映画音楽など、世界のあらゆるジャンルを網羅して、現在250曲以上になっています。
しかし全員のスケジュール調整や、流動的なピアニスト、団員の確保は大変で、今まで関係したピアニストは11名、団員は22名にもなっています。
残念ながら2020年3月を最後に、コロナ騒動と体調不良のため活動を一時中止し、その機会を持って「The Winds」の運営と指導はV S Oの名誉コンサートマスターでいらっしゃる長井明さんへ引き継がれました。
現在、悪化していた、腰の手術も成功し、リッチモンドのウィステリア・シニアホームで元気にお過ごしです。
(記:大西真雄)
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