孤高の巨人–The Roadside Yellow Cedar

Yellow Cedar (Chamaecyparis nootkatensis 、和名米ヒバ、カナダ檜) はYellow Cypress とも呼ばれ、Western Redcedarと同様、先住民にとって重要な役割を持つ樹木でした。比較的標高の高い地帯に育ち、木目が詰んで軽量な特性から、弓、カヌーのパドル、祭礼用のマスクなどに使われたほか、葉を煎じたお茶は薬効があると考えられていました。
Yellow Cedarはきわめて長寿の樹木で、樹齢は1000年から1500年に達することもあります。
サイプレススキー場へ通じるCypress Bowl Road沿いの標高844メートル地点、クロスカントリースキー場へ向かう道路との分岐点の近くに、孤高の巨人がそびえています。急斜面のため、道路から木の根元の辺りは見ることができませんが、周囲の二次林を制するかのような力強い姿は圧倒的です。樹高は39.6メートル、幹の直径は2.29メートル、樹齢は約1200年と推定されています。現在も青々とした葉を茂らせており、まだまだ寿命は伸びそうです。
Hollyburn Mountain西斜面、標高約1000メートル地点にも、かつてThe Hollyburn Giantと呼ばれていたYellow Cedarの巨木がありました。樹齢約1000年のこの巨木は、残念ながら数年前に枯死してしまいましたが、幹の一部はまだ残っています。

The Roadside Yellow Cedar 

The Roadside Yellow Cedar 

The Roadside Yellow Cedar解説プレート

The Hollyburn Giant (2015年当時)