危うきに近寄らず ― 毒性をもつ植物2025.06.26 05:16日本でどこにでも生えているドクダミは、名に反して毒草ではありませんが、野草の中には毒性をもつものは珍しくありません。君子危うきに近寄らず、馴染みのない植物には不用意に触ったり、口に入れたりしないのが賢明です。Indian Hellebore 水辺や湿地帯に群生する多年草。葉や花な...
山の先住民たち22025.04.26 00:17前回に続き、トレイルで見かける動物、今回は鳥類の写真を集めてみました。鳥に関してはごく初歩的な知識しか持っておりませんが、地上を移動することしかできない人間にとって、枝から枝へ自在に飛び回り、大空を滑空する鳥の姿には羨望すら感じます。レオナルド・ダ・ヴィンチが鳥を観察して飛行機の...
山の先住民たち2025.02.25 21:49今回は趣向を変えて、山で出会った野生動物たちを見ていきます。同じ場所でも訪れる度に少しずつ様子が違うので、ハイキングは一期一会というのが持論ですが、さらに山で野生動物の姿を目にすると、ちょっと得したような気分になります。とはいえ、彼らは山の先住民、こちらはお邪魔している身ですので...
侵入者たち – Invasive Plants2024.12.25 09:46バンクーバー 周辺に自生している植物の中には、外来種も多くあります。本来園芸品種として導入され、それが野生化したものが大半ですが、その中には繁殖力が強く、天敵がいないことも手伝って、原生種を圧倒してしまうような植物もあり、生態系を乱す結果となっています。かつては海外の珍しい植物を...
紅燃ゆる秋2024.10.26 03:20街路樹が色づき、歩道は赤や黄色の落ち葉で覆われています。陽の光も和らいできたようです。夏の緑が、長い冬を前にいっとき鮮やかな赤色に変わる光景は華やかな美しさですが、同時に少し寂しい気持ちにもなります。針葉樹の多い山で赤い葉や実が斜面を覆い始めるのを見ると、季節の移り変わりを感じま...
紅燃ゆる秋2024.10.26 03:20街路樹が色づき、歩道は赤や黄色の落ち葉で覆われています。陽の光も和らいできたようです。夏の緑が、長い冬を前にいっとき鮮やかな赤色に変わる光景は華やかな美しさですが、同時に少し寂しい気持ちにもなります。針葉樹の多い山で赤い葉や実が斜面を覆い始めるのを見ると、季節の移り変わりを感じま...
サバイバー 過酷な環境で生育する植物たち2024.08.26 00:38水も土もなく、冬季には雪に覆われ、夏は直射日光が照りつけるような荒地でしっかりと花を咲かせる植物たち。わずか2−3ヶ月の生育時期の間に、葉を広げ開花し実を付ける生命力と適応力を備えた「小さな巨人」です。かつてウィスラーのトレイルで出会ったパークレンジャーに、高山植物は生育期間が短...
夏を味わう―野生のベリーいろいろ2024.06.25 08:08夏至を迎え、暦は夏に変わりました。高山にはまだ雪が積もっており、本格的な夏の訪れはまだしばらく待たねばなりませんが、山の植物も確実に夏へ向かって育っています。サーモンベリー、ブラックベリー、ラズベリー、ブルーベリーなど、様々な野生のベリーを山道で見かけ、いくつか摘むと、自然の甘味...
春を味わう2024.04.25 19:15石楠花が華やかに開花し、新緑が目に眩しい季節は、山菜狩りの季節でもあります。森の中で食べ頃のワラビやコゴミを探してキョロキョロするのは、この時期の楽しみです。冬の寒さを耐えてようやく出た新芽を摘んでしまうのは申しわけないような気もしますが、春の味覚をほんの少しだけお裾分けしてもら...
春を告げる花2024.02.25 23:30暦の上では立春を迎え、日差しが少し明るくなってきたように感じます。森の中でも季節は着実に移り変わっています。今回は春の訪れを告げるように開花する野の花たちを見ていきましょう。
野の花は野に −高山植物の魅力2023.12.25 22:45今回は山の愛らしい高山植物を見ていきます。山歩きの楽しみの一つは、季節の移り変わりとともに姿を変えていく植物の観察です。とりわけ夏山で満開のお花畑にタイミングよく出会った時には、暑い日差しやうるさくつきまとう虫のことを忘れ、色とりどりの花で覆われた斜面を飽きることなく眺めてしまい...
BC Tree Hunters – Randy Stoltmannとその後継者たち2023.10.25 14:05Randy Stoltmann (1962 -1994) は、その短い生涯の間に、登山家、バックカントリースキーヤー、トレイル建設者、ガイドブック著者、写真家、そしてold growthの森林保全活動の先駆者として、多くの功績を残しました。ノースショアで早くからアウトドアに親しみ...