バンクーバー 周辺に自生している植物の中には、外来種も多くあります。本来園芸品種として導入され、それが野生化したものが大半ですが、その中には繁殖力が強く、天敵がいないことも手伝って、原生種を圧倒してしまうような植物もあり、生態系を乱す結果となっています。 かつては海外の珍しい植物を持ち帰り、それを栽培して広めることは是認されていましたが、その弊害も次第に知られるようになってきたようです。植物は、動物、鳥類、昆虫、微生物など全てを含む生態系の一部でもあります。外来種の導入には慎重になるべきでしょう。 Invasive plantsについては、Invasive Species Council of BC のウェブサイトが参考になります。 https://bcinvasives.ca/take-action/identify/ Himalayan Blackberry 路傍や空き地など至る所で繁茂するブラックベリー。原生種のブラックベリーよりも大型で、鋭いトゲを備えているため駆除も困難です。 Japanese Knotweed(イタドリ・スイバ) Himalayan Blackberryと並び、駆逐困難な外来種の双璧。地下茎で繁殖し、コンクリートやアスファルトも突き破る力を持っています。 Common Periwinkle 春先に可憐な紫色の花を咲かせますが、地面を覆い尽くすほど繁殖します。 Lamium (ツルオドリコソウ)園芸品種としても販売されています。日影日向を問わず、暑さ寒さにも強いので、適応力が強く、他の植物を駆逐する力を持っています。
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