この世で最もハッピーな曲 ブランデンブルク協奏曲 バッハ2026.01.26 00:50あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今回はおめでたい曲をご紹介します。イギリスにイモージェン・ホルストという女性がいました。音楽学者として知られた人物です。彼女が「この世で最も幸福な音楽の一つ」として挙げていたのが、ブランデンブルク協奏曲第4番です。ブラン...
Xmasとロッカーたち ♪今年彼らが受け取る最高の贈り物は命だ2025.12.26 05:59今日はクリスマス。同じキリスト教でも、他の日をクリスマスとする宗派や教義もあるが、そのほとんどが冬に救世主の誕生日を祝うようだ。キリスト教国ではないものの、昔からずっとクリスマスを祝ってきた日本では、サンタクロースがギフトを運んでくることが主なスタイルで、欧米のように、ミルクやク...
このパンはわが体なり 天使のパン フランク2025.12.26 05:47今年もあと数日で終わりですね。年末年始はご自宅でゆっくり過ごされる方が多いと思いますが、日本や旅行先などで新年を迎える方もいらっしゃることでしょう。かく言う私も、今から四半世紀前の西暦 2000年の大みそか、つまり20世紀の最後の日は、ギリシャの首都アテネにいました。街の中央の大...
お先に行きますが皆さんお幸せに 即興曲 シューベルト2025.11.25 19:25日本では、今年もベートーヴェン「第九」の師走が近づいてきました。12月限定の公演数の多さ から考えても、日本は、世界で最も「第九」を愛する国と言ってもいいでしょう。私の古い友人にも、第九を至高の音楽と呼んではばからない者が何人かいました。音楽雑誌やテレビ番組などでも、 12月の...
枯れ葉舞う季節 交響曲第3番 ブラームス2025.10.25 22:36秋も深まってきました。夕暮れ時、地面に舞う枯れ葉を見ながら、一抹の哀愁を感じる今日この頃です。今から60年以上前のことですが、ヨゼフ・カイルベルトというドイツの名指揮者がいました。ヨーロッパの クラシック音楽を牽引する大立者の一人でした。彼はNHK交響楽団の招きを受けて何度か同...
驚くべき恵み アメイジング・グレイス ビートルズ さだまさし2025.09.25 18:452001年9月に発生したアメリカ同時多発テロは、来年で25年目を迎える。毎年9月のアメリカでは、犠牲者の追悼の場面で幾度となく「アメイジング・グレイス」が聞かれたことだろう。アメリカ第2の国歌と まで言われるこの讃美歌は、日本でもよく知られているが、実は誰の作曲か不明なのである。...
出すぎた杭は打たれない バーバーのアダージョ2025.09.25 18:31今月の初め、日本人ミュージシャン、ジョージ浜野の訃報がありました。といっても、その人だれ?という方がきっと多いことでしょう。しかし、かつての「ピンキーとキラーズ」のリーダーといえば、ピンと くるかもしれません。ただし、ほとんどの人の目に浮かぶのは、亡くなった本人ではなくリードボー...
夏の思い出 フィンガルの洞窟 メンデルスゾーン2025.08.25 19:568月は旅行シーズンですので、今年も多くの方がバカンスや遠出の旅を楽しまれたこと でしょう。せっせとお金を貯めて、念願のヨーロッパに私が初めて行ったのも、40年前の 8月のことでした。ツァーパックの旅行で、はじめは寄せ集めのよそよそしかった一行も、 何日かすると少しずつ打ち解けてい...
それぞれの「孤独」宮城道雄 長嶋茂雄 村上華岳2025.07.25 16:00「一道を行く者は孤独である」(坂村真民 詩人)今年、日本は放送開始100周年を迎えた。1925(大正14)年、NHKによる 記念すべきその第1回放送で演奏を披露した音楽家が、琴の名手にして作曲 家の宮城道雄だった。彼の作った「春の海」は正月の定番曲であり、洋楽邦楽を問わず日本人の...
で描く絵画 水の戯れ ラヴェル2025.07.25 15:45風そよぐ 楢(なら)の小川の 夕暮れは 禊(みそぎ)ぞ夏の しるしなりける (藤原家隆) 生涯に6万を越える歌を残した平安時代の歌人の作で、百人一首にも収められている歌です。何気なく読むと、川の表に爽やかな風のそよぐ夏の夕暮れの風景が浮かんでくるかもしれません。しかし、実は「秋近...
「お一人様」の時代に 私はこの世に忘れられ マーラー2025.06.26 04:42世界一の長寿国といえば、言うまでもなく日本のことですが、それに伴う社会問題もいくつか 抱えています。「孤独死」もその一つです。孤独死とは「誰にも看取られずに一人で亡くなり、死後もしばらくの間発見されない状態」(ウィキペディア)のことです。その死因で半数を占めるのが病気で、自死は含...
死と浄化 秋山和慶さんをしのぶ2025.05.25 14:59 元旦は冥土(めいど)の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし 一休宗純今年の1月、指揮者の秋山和慶さんが亡くなった。84歳だった。元日に大怪我を負ったというニュースもショックだったが、まさか その月のうちに旅立ってしまうとは・・・。まるで一休和尚の歌を絵に描いたような死だっ...